プロダクトデザイナーとして大御所の深澤直人さんの本を読んでみました。
深澤直人さんと言えば auのデザイン携帯 ”Infobar”、”NEON”をデザインし
±0のデザイナー、無印良品デザイナー兼アドバイザリーボードメンバーとすごい方だ。
そんな深澤直人さんが書いた本を友人のこやまっちのBLOGで軽く紹介されていたから、思わず読んでみました。
まず、本の見た目がかっこいいんですよ。
角が角ばってたり、表紙と中の紙の大きさが同じだったりと他の本とは違うところがあり
僕は持ってて嬉しい本ですね。
本を読みながらプラダクト デザイナーの大御所の深澤さんはこんなことを考えているんだ~ へ~ すげ~ と気になったところに線を引いてました。
その一部が以下です。
行為に溶けるデザインデザインを行為の流れの中に溶かしてしまえないか、
そのものを見たときにはわからない。むしろ意識せずに流れている行為の中で、急に立ち現れてくるものである。例えば登山道を登って行くと、途中、思わず掴まった木の枝や岩の角が、つるつるに磨かれていることがある。その枝や岩の角は、その状態でほとんどの人が通貨する点だったのである。もともと説明なんかなくてもいいわけです。物語って隠れているんです。
現実をありのままに描写する「客観写生」。
「自分を打ち出すだけの句は醜い。主観を消し、淡々と描写してこそ人びとの深い共感をよぶ」と書かれていた。
自分の存在を消してしまう。消したからこそ沸き立ってくる美の存在があるということが衝撃だった。
付加しないことが価値なんです
最小限で生きることは、とてもリッチなことだと思います。
ものがない、ただ空いた空間にいるということは
けっこう贅沢なことです。
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僕が何をつくればいいかではなくて、
僕が何に感動してるかということを考えていた。