アクションスポーツ各社の動画マーケティング

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アクションスポーツが大好きな人たちは分かっているだろう

各メーカーが自社のWebサイトで映像配信をしていることを

なぜだろう?

僕なりに考えてみた

メーカーは自社製品を買ってもらいたい

そのためにメーカーの商品・サービスの良さを伝えなければいけない

その方法はライダーに商品を使ってもらい製品の良さ、かっこよさを伝えるという方法をとるケースが多い

メーカーがライダーを使ってユーザーと接触するポイントはどこだろう?

広告宣伝に利用する媒体
・雑誌広告
・自社・他社ビデオ
・自社Webサイト

ライダーの活躍によるプロモーション効果
・TV、雑誌、ビデオの大会記事・レポートの中にライダーが出演する

イベントでのライダーとの接触
・各地でショーをしてライダーを生で見る

ネットの普及によりライダーからの情報発信
・ライダー自身によるブログ
・メーカー、ディストリビューターのサイト内でのブログ

ふむふむ、いろんな接触ポイントがあるね


では、近年のインターネットの普及とブロードバンド化により

メーカーはインターネットでの動画配信を行い自社の製品・イメージを伝えようとしている

それが雑誌広告、自社でDVDを作って販売するのとどう違うのか比較をしてみよう


前提として動画コンテンツを自社で制作できることとしている

ネット動画と販売DVDの比較
・コスト
DVDのようにディスクを焼く作業と直接流通ができるのでコスト削減ができるが、チームビデオの販売による利益を得ることはできない

尺が短いから低コスト気楽に作れる

・接触頻度
短尺の映像を頻繁に出せるからユーザーを続けて惹き付けることができる

・品質の許容性
販売するビデオより低い品質の映像でも視聴者が充分満足できる内容の配信ができる

・所有までのハードル
ビデオはユーザーが自費を払うのでそれなりのコミットメントがあって買っている。ネット映像は気楽に見れるので、ビデオに比べるとコミットメントは無いが気軽なアクセスが望める


ネット動画と雑誌広告の比較
・リーチできる人数
雑誌のほうがメディアとして多くの人にリーチできる場合が多い
しかし、YouTubeなどの動画共有サイトの普及によりネット動画のほうが多くの人にリーチできる場合もあるだろう

ターゲットユーザーを狙うには雑誌のほうが有利だと思う

・伝達できる情報量
雑誌は一人のライダーにつき多くて数枚の写真、ネットビデオは一人のライダーで多くの動画の配信が可能
伝達できる情報量が違う

・媒体費用
雑誌に広告を出す場合は広告掲載費がかかる、アメリカのBMX専門誌だと1ページ$3000ぐらいかな?
自社Webサイトをすでに所有しているメーカーならサーバー費、エンコード費のコストで映像配信ができるだろう
もちろん、広告、動画の制作費は必要だけどね

雑誌広告、ネット動画、自社ビデオにはそれぞれいいところがあると思う
ってことで以下のメディアをアクションスポーツ市場で2軸でポジショニングしてみるとこんな感じになるかな
mediamatrix.jpg

ふむふむ

では、実際の事例をいくつか紹介してみるね

Fox RacingのPedal to the Metalツアー ムービー
Fox Racingはアクションスポーツ用のアパレルメーカーだ。BMXチームを昔から持ち、
さまざまなプロモーションを行っている
アメリカのショップングモールに行けば絶対に売っているほどのメジャーブランドにまで成長したが
このようにハードコアなアスリートをサポートし続けてハードコアなイメージを保っている

Moshのサンフランシスコでのトリップ ムービー
巨大自転車メーカーGIANTのBMXブランドMOSHのサイトでの初めての本格的動画配信だ


MacneilのYouTubeチャンネル
Jay Mironの立ち上げた自転車ブランド、中級者以上向け商品展開をしているBMXメーカーだ


みんな頑張っているね、面白いね!!

これらを踏まえて僕の考えを書いてみよっと


■僕の解釈
ネットでの動画配信はDVDのセールスを圧迫するものかもしれないが
販売DVDと置き換わるものにはならない、プロモーションツールとして使うのが最適だと思う
また、ビデオPodcastは効果的な宣伝方法の一つだろう
なぜならi-tune Music Storeに無料で登録し、多くのNon-BMXライダーへのリーチが期待できる

現在、ネット動画はプロモーションツールとして使われているが、新たな使い方、メディアへの展開は現れるだろう
例えば、携帯電話でのHow-to動画の配信
公園で練習しているときに見れるHow-to動画なんて面白いだろう

Wiiで操作して見れるHow-to&プロモーションビデオ

ネット動画を利用した大会

以上のようなものがこれから出てくると僕は考える

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