普段から自分では良い仕事をする上で考える力って大事だと思いながら漠然と仕事をしているんだが、最近頻繁に風邪をひいたり、人にお世話になりっぱなしだったりと考える力以外にもさまざまなことが自分の仕事内容に関係している。
これって当たり前なんだけど、重要なことだと思い、僕なりに構造化してみようと思い下の図を作ってみた。
これは僕の場合のものなので、もし読者の方にも当てはまるようなら嬉しいな。
では、それぞれのレイヤーごとの項目の説明を書いてみます
Layer1:仕事・勉強をするために必要不可欠
仕事、勉強、運動をするための大事なインフラとなるのが自分の体、心だ。
これらを良い状態に保つためには、体、心、人間関係が健康であることが大前提になる
体の健康
体調が良くないと頭も体も動かないため、体の健康は大事!
風邪をひいて40度の熱を出したら仕事なんてできないよね。
だから体の健康はなくてはならないよね。
心の健康
心があることに捕われていたり、病んでいると仕事、勉強などが手に付かなくなるか、効率が著しく落ちるため、心の健康もとても大事
何かが原因で自分の心がとても凹むことがある、そんなときに仕事したい?
僕はしたくない。また、凹むことが大きい場合はうつ病になることもあり、深刻な状況になってしまうこともある。心の健康も体と同じぐらい大事だね。
人間関係の健康
仕事をしていると人とコミュニケーションを取りながら仕事をすることがとても多い
エンジニアのように1人で作業をする職業でも人とのコミュニケーションは必要不可欠だろう
そして、そんな回りの人たちとの人間関係が良くないとストレスになり仕事効率が下がったり
最悪の場合仕事ができなくなるぐらい心が病むこともある。
上司、部下との関係でこじれて人間関係の健康を損なうことが職場ではよくあるだろう。
でも、逆に人間関係が良いと職場が楽しくなったりもするので、これまた仕事をする上では重要だと思う。
Layer2:仕事をするために必要
知識・技術
レイヤー1が揃い、レイヤー2でのある程度の知識、技術があれば仕事ができる。
そして、仕事をしながら自分の経験、実績を積むことで自分の知識・技術が厚く強いものになっていく。
溶接、プログラミング、運転、通訳などさまざまな知識・技術があり、そんな知識・技術を武器にお客さんに価値を提供をして仕事をすることができる。
または、知識・技術をとても強化することで特殊な職場に付くことができる
例えば、法律の知識を得て司法試験に受かれば弁護士として働くことができる。
またはファイナンシャルプランナーの勉強を行う資格を取ることでファイナンシャルプランナーとして働くことができる。
ネットワーク
知識・技術以外にもネットワーク、人脈もとても重要なポイントだと思う。
仕事を受発注するとき、転職先に誘われるのも人脈が重要なポイントになることが良くある。
僕自身も今の会社に参加したのも社長が僕のことを知ってて誘ってくれたからだ。
また、最近知っている人から仕事をいただいたりとネットワークがあったからこそ成立していることがある。
では、いいネットワークを作るためには、Layer3,4により良い仕事をし続けることが重要なのだと僕は考える。
ただ、多くの人と会うというだけではなく、自分の実力、相手に提供できる価値が無いと相手も自分と何かできるという可能性を見いだしてくれないから、僕はLayer3,4もネットワーク構築のために必至だと思う。
Layer3:仕事に付加価値を加えるために必要
このレイヤーのことを行うことで、自分の仕事が自分でなければできない物になると思う。
そして、パフォーマンスの大きさとしては下のように考える力と感じる力のかけ算という関係だろう
"考える力" "感じる力"
だから、考える力と感じる力のどちからが0だと全てが0になる。
しかし、ここのパフォーマンスが高くなれば鋭い洞察力、深い思考力が備わるのだろう。
考える力
考える力はいろいろな切り口で分解できるだろうが、ここでは広さと深さで分解して考えてみる
"広さ" "深さ"
広さ
僕は何かを考えるとき、自分の視点だけで考えてがちなところが欠点としてある。
例えば、ある自転車が売れない理由を考えてくれと言われたときに自転車を見ては、「低スペックだから売れないでしょう」なんて言ってしまう。
これは、僕が自転車ライダーの上級選手という1つの視点だけで自転車を見てコメントしているのだ。
もっと広い視点で考えるためにはフレームワーク・枠組みを使って考えることが役に立つ
ある自転車が売れない理由を考えるのなら、1つのアプローチとして4Pのフレームワークを使って考え始めてみると、下のようになるだろう。
ある自転車が売れない理由を4Pで考えてみる
自転車を4P(Product,Price,Place,Promotion)で分析してみると下のように4つの視点で分析することができる。Product:商品 この自転車自体を評価分析する
Price:値段 この自転車の値段を他の自転車と比べたり、ターゲット顧客の印象などを評価する
Place:流通・売り場 この自転車がどこで売っているのか、そしてその売り場に買ってくれる人が来るのかを分析する
Promotion:プロモーション この自転車を買って欲しい人に対してどのように告知しているのか分析する
このように考えるのと、最初に僕が書いた1つの視点で考えるよりは相当広く考えることができるよね。
参考エントリー: 思考の整理術【フレームワーク・枠組み編】
深さ
広く考えた末、考える必要があるポイントが分かったら、
次はそのポイントを深く考えていくことで問題の本質を突き止めることができるだろう
深く考える方法の1つとしては、クリエイターのためのロジカル思考法のStep.1で紹介したようになぜ、なぜ、なぜを繰り返す方法がある。
それか、ロジックツリーでポイントを深堀する方法もある。
考える広さと深さをざっくり書いてみたが、より深堀したい方は下の本がオススメです
MBAクリティカル・シンキング (単行本)
感じる力
考える力と同時に大事だと僕が思うのは、感じる力だ。
感じる力があると、人への気遣い、場の空気を読むこと、物事の流れの潮目を感じることなどに長けてくる。
僕の考える、感じる力を高めるための方法は下の3つだ
1.普段から気が利かせるように努力し続ける
ビジネスマンとしてできる人は気が利く人が本当に多い。
僕の知るかぎり大きい組織のトップに人も同様にすごく気が利く。
そして、僕に気づくことの大切さを教えてくれたのが、キノトロープの生田昌弘氏だ。
彼から教えてもらった気づけるようになるための方法は、自分が日々気づけるように努力し続けること。
1日で気が利く人になるのは難しいが、努力し続けることで気づける人になれると言ってた。
だから僕も、気が利く、細かいことにも気づく人になりたいと思い、行動し続けて7年ぐらいになる。
そして、以前よりも気がつくようになると、今まで見えなかったことが見えるようになったり、相手の立場に立って考えることが考えやすくなるので、気づけるようになることは大きな価値ではないかと思う。
2.トイレ掃除をする
以前の会社で、僕はトイレ掃除を勝手にやっていた。
小さな会社だったため掃除のおばちゃんがいなく、自分たちで掃除をするしかない状況だった。
僕がトイレ掃除を続けて分かったことは、今まで目にも止まらなかった小さなゴミなどが分かるようになるので、上の気づく能力が磨かれるということだ。
3.瞑想を行う
僕自身は毎日、瞑想を行っていなく、気づいたときにしか行っていないが
瞑想を習慣とする有名な経営者は多くいる。
瞑想をする効果としては、自分の心を静かにできることだろう。
心を静かにすることのメリットは下の4つがあるのだろう。
- 心が落ち着いているため些細な変化にも気づくことができる。
- 心が落ち着いているため、的確な判断がしやすい
- 心が静かになるのは何よりも心地よい
- 仕事の中のトラブルで心が荒れたときに静かな状態に戻すことができる
このように心のメンテナンスにもなるし、自分の感じる力も磨かれると思う。
以上の3つが僕の感じる力を鍛える方法だ。
Layer4:究極に良い仕事をするために必要不可欠
意志・志
意志・志は自分が"何かをやりたい"、"こうなりたい"などの情熱を生み出し、人を惹き付ける源泉になると思う。
また、苦しいときに遭遇したときに、壁を乗り越えるためにも意志の力、自分の志が必要だろう。
自分の意志の力をつけるのに自転車をとことん乗ったことは非常にサポートになった。
そして、志を見つける助けになった本は「7つの習慣--成功には原則があった!」の中のミッションステートメント(自分の憲法・原則)を紹介し、自分でも作ったときから自分の志について深く考えるようになった。
ミッションステートメントを作ったときは、自分の心の中に1本の軸を通した心地よい気分になり、その後何か判断をするときに自分の基準がしっかりできたことが1つ大きな良かったことだ。
自分のミッションステートメントよりもさらに大きい話しだが、ガンジー、キング牧師たちは壮大な志をもって行動をし、多くの人たちを感動させて動かし歴史に残る人になったのだ。
自分のパフォーマンスに1番のレバレッジを効かせてくれるのが、意志・志だろう。
最後に
自分でまとめてみて思ったが、頭がデッカチだとダメだし、知識・技術とネットワークだけでも良い仕事はできないのかなと思う。考える力も感じる力も必要なため、ロジックの左脳と感情・感性の右脳の両方の能力を鍛えることが大事だと思う。
さらに右脳と左脳の両方を鍛えて、さらにパワーアップするための意志・志が大事なんだろうな。