あるときに「敵」を含んだことわざについて最近、自分のアンテナが立っているんです。
理由は、「敵」を含んだものは対人関係における教えだったり、戦い、ビジネスでのガチンコ勝負のときの指針だったりすると思っているからだ。
そこで、どんなのがあるのだろう調べてみたら、10個以上ことわざが見つけだので紹介します。
1.「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
英語: If you know the enemy and know yourself, you need not fear the result of a hundred battles.
意味: 敵の実力を見極め、自分の力を客観的に把握して上で敵と戦えば、100戦したところで危機に陥るようなことはないということ
出所: 孫子の兵法
ネタ元: もあいきず男
2.「Keep your friends close. Keep your enemies closer」
訳と意味: 友を近くに置け、敵はもっと近くに置け
解説: ゴッドファーザーに出てくるセリフとして有名。
出所: 孫子の兵法
3.「敵の敵は味方」
解説: 自分の敵の敵は味方という意味だが、実際にどうなのかは僕も分からない
4.「仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)」
意味: 仁者とは情け深い人のことだ。だから情け深い人には敵となる者はないということ。
ネタ元: コトバンク
5.「怒りは敵と思え」
意味: 怒りという感情は、わが身を滅ぼす敵と思って、押さえなければならないという戒め。
出所: 徳川家康の遺訓の一つ
ネタ元: ことわざデータバンク
6.「昨日の敵は今日の味方」
意味: 人の心は変わりやすく、当てにならないことのたとえで、昨日まで敵であった者が、今日は見方になることから。「昨日の敵は今日の友」「昨日の仇は今日の味方」ともいう。
ネタ元: ことわざ辞典
7.「If you can't lick them, join them」
訳: 世の中を敵に回すには、世の中に就け
意味: 相手の態度、考え、やり方を変えることは難しい場合、自分の考えなどを変えたほうがいいということ
ネタ元: Sky-Net-Eye
8.「敵は本能寺にあり」
意味: 本当の目的・目標が別のところにあるということ
解説: 備中の毛利勢を攻めると称して出陣した明智光秀が、途中で方向を変え、京都本能寺の織田信長を襲った故事による。
ネタ元: ことわざデータバンク
9.「敵もさるもの引っ掻くもの」
意味: 競い合ってる相手もさすがに優れている。
解説: 「さる」に「猿」をいかけて「引っ掻くもの」と続けた言葉遊び。
ネタ元: ことわざデータバンク
10.「敵に塩を送る」
意味: 敵が苦しんでいる時、その弱みにつけこまず、かえってその苦境から救う。
解説: 戦国時代、上杉謙信が、敵対する武田信玄が塩不足で困っている事を知り、塩を送ったという故事から。
ネタ元: ことわざデータバンク
11.「江戸の敵を長崎で討つ」
意味: 江戸と長崎は非常に離れているところから、昔の恨みを意外な所や全く別のことで仕返しすること。
ネタ元: ことわざデータバンク
12.「男は閾を跨げば七人の敵あり」
意味: 男が社会で活動するときには、必ず多くの敵や競争相手があるということのたとえ。
ネタ元: ことわざデータバンク
13.「金が敵」
意味: 金銭のために苦労したり、身を滅ぼしたりするということ。また、尋ねる敵になかなか巡り合えないように、金銭はなかなか手に入らないということ。
ネタ元: ことわざデータバンク
14.「汝の敵を愛せよ」
意味: 悪意を抱いて迫害するような者にこそ、慈愛の心を持たなければならないということ。
解説: 『新約聖書』にある言葉。
ネタ元: ことわざデータバンク
15.「大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず」
意味: 強そうな敵や大勢の敵に恐れてはいけない。また、弱そうな敵や小勢の敵に侮って油断してはいけないということ。
ネタ元: ことわざデータバンク
16.「微妙な味方とは早いところ話し合い、敵に変わるのを防ぐ」
意味: それまで仲の良かった人たちと、何か気まずいことになったとき、なるべく早く謝るか、話しかけるかしたほうが良いということ。
謝る、話しかけないことで相手と自分の溝がどんどん深くなっていくことを防ぐために思いました。
出所: 僕が考えました
最後に
「敵」というネガティブな言葉の入っていることわざというのは、そのことわざを作った人が戦い、ビジネスなどの修羅場においての教訓を表現しているのが多いと思います。
戦い、ビジネスで極限の状態だったり、自分の失敗・成功を振り返って出てきた言葉だと思うのです。
だから、僕は今後の人生においてできるだけ失敗の少なくして進みたいと思うため、「敵」が含まれていることわざに興味が惹かれるのだと思う。
自分の人生において失敗を減らしたいと思うのだが、今までの自分を振り返ると失敗をして、そこから学んでいるケースがとても多い。
また、失敗をして学んだ教訓のほうが、自分の脳、身体の中に染み込んでいるのだと思う。
だから、「失敗は成功へのプロセス」注1、「経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。」注2などの言葉もあるのだろうな。
よって、失敗を恐れずに考えながらガツガツとチャレンジしていくのがいいのかなと僕は思うんだ。
注1:本「7つの習慣」
注2:出所:カーライル(イギリスの歴史家・評論家)