最近、思考系の本をよく読んでますが、面白いバックグラウンドの著書を読んでみました。
著者は安宅和人さんで、外資系コンサル会社出身なのは思考系の本によくあるのですが、脳科学者でもあるというのが他の思考系の本とは違うところでしょうか。
だから、本の中に所々、脳科学の視点で解説している部分もあるのが僕には新鮮でした。
本書の最初に書いてあることは、まず解くべき問題は100ある中の2,3であり、それを選ぶ必要があること。
それから具体的にどう考えていけばいいのかが順を追って分かりやすく解説しています。
最後には資料作りとチャートについても具体的に触れていて、すぐに実務に活かすヒントになりました。
簡単ですが、僕の目に止まった箇所を下に抜き出します。
また、抜き出したかったが図、表なのでここではかけない箇所も結構ありました。
よいイシューの3条件
1.本質的な選択肢である
2.深い仮説がある
3.答えが出る
よいイシューを見つける力は普段から鍛えておくべき力だと再認識しました。
頭を眠らせておくのがもったいないといつも思いますね
仮説を深める簡単な方法は「一般的に信じられていることを並べて、そのなかで否定できる、あるいは異なる視点で説明できるものがないかを考える」
仮説を深める方法について、僕は恥ずかしながらあまり考えたことがなかったです。
しかし、結構簡単な方法で深めることができるのに、ちょっとびっくりしました。
構造的な理解には4つのパターン
・共通性の発見
・関係性の発見
・グルーピングの発見
・ルールの発見
何でも構造的に理解をすることは身につけたいスキルの1つなのではないだろうか?
僕はこんなことができるようになりたい。だからフレームワークなどを勉強したのだろう。
上の4つのパターンがあることも頭に入れておくと、物事の構造化が早くなるだろうな。
ストーリーラインの2つの型
1.「Why」の並び立て
最終的に言いたいメッセージについて、理由や具体的なやり方を「並列的に立てる」ことでメッセージをサポートする
2.空・雨・傘
ストーリーラインづくりの基本形は「空・雨・傘」と呼ばれるものだ。
・「空」・・・○○が問題だ(課題の確認)
・「雨」・・・この問題を解くには。ここを見極めなければならない(課題の深堀)
・「傘」・・・そうだとすると、こうしよう(結論)
ストーリーラインというか、論理展開の作り方2つということですね。
1は帰納法で2は演繹法を言っているのだと思いますが、このように分かりやすい言い方にさすがと思いました。
最後に
本書の最初に書いてあるように、たくさんある問題の中から解くべき問題を選び、それからぶれずに仕事をしたら。本当に仕事が早くなるだろうな。
だから、自分が本書のメインメッセージである「イシューからはじめよ。」を押さえ続ければ、プロフェッショナルな仕事ができるようになるのではないかと読んで思う。
本書イシューからはじめよは書いてある内容を自分ができるようになりたいと思う本です。