効果的なプレゼン資料の10/20/30ルール【Guy Kawasaki】

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Stanford大学のEntrepreneurial Thought LeadersのレクチャーにGuy Kawasaki氏が登壇した。

講演内容は非常に面白く示唆に富むものがたくさんあるのでスゴくオススメです。
その中の1つでGuy Kawasakiのプレゼンの10/20/30ルールを話していたので簡単に紹介します。

このルールはベンチャーキャピタリストに対してプレゼンすることが前提となっていますが、あらゆるビジネスシーンにも活用できると僕は思うんです。

presen.jpg
※先日、僕が講演をしたときの写真です。イメージとして置いてみました

 


Guy Kawasakiのプレゼン資料10/20/30ルール

10、20、30の各数字の意味は下のとおりです。


  10 : スライドの数は10枚
  20 : プレゼンの時間は20分
  30 : フォントのサイズは30ポイント

では、もう少し詳しく書きます。

 

10:スライドの数は10枚
スライド数が10枚がちょうどいい理由は、通常の人は一度にたくさんのことを聞いて理解することができないからです。
だから聞き手が聞きたい大事なことをまとめてスライドを10枚に収めるのが得策です。
ベンチャーキャピタリストが知りたい内容は以下のことだ。


ベンチャーキャピタリストが知りたい10項目


  1. 問題

  2. あなたのソリューション

  3. ビジネスモデル

  4. 根幹にあるマジック/技術

  5. マーケティングと営業

  6. 競合

  7. 経営陣/チーム

  8. プロジェクションとマイルストーン

  9. ステータスとタイムライン

  10. サマリーととってもらいたい行動


 


20:プレゼンの時間:20分
10枚のスライドを20分でプレゼンをすること。
人間の集中力はそんな長く続かないため、プレゼンを20分に収める。

 

30:フォントのサイズ:30pt
※日本語の場合はフォントサイズ28ptで英語の30ptと同等の大きさなので、日本語の場合は28ptで良いと僕は思う。

30-1: 悪い例
最悪なケースはフォントサイズ10ptぐらいのテキストがたくさん詰まっているスライド。
且つ、プレゼンターはスライドに書いてあるテキストを読んでいるだけというプレゼン。
こうなると、プレゼンを聞いているほうはプレゼンターが読んでいるだけということに気付き、プレゼンターよりも先を読んでしまう。
読むスピードは話すスピードよりも早いため、このようになることは明らかだ。
そうなるとプレゼンターは聞いている人のハートを掴めなくなってしまう。

スライドに小さい文字を使ってしまう理由は2つある。

  1. プレゼンターが話す内容をあまり理解していない
  2. たくさんテキストを書いたほうがプレゼンの説得力があると思いこんでいる


30-2: フォントサイズを30ptにしていいこと
フォントサイズが10ptのスライドに比べて、30ptにすることでプレゼンターと聞く人の両方にとって良いことがおきる。

30-2-1: プレゼンターにとっての良いこと
プレゼンが洗練される
フォントサイズを30ptでプレゼンを作るとスライドに書き込めるテキスト量が限られてします。
だから、スライドに書き込むテキストが重要なものだけになるため、言葉が洗練されるのだ。
さらに、言葉を洗練させるプロセスを行うと、自分がプレゼン内容を良く把握するため、うまくプレゼンができる可能性が上がる。


30-2-2: 聞き手にとっての良いこと
見やすい、分かりやすい
読む文章の量が少なくて、プレゼンターの言いたいことが分かれば聞き手としては楽だ。
読む分少量が多くて、プレゼンターが何を言いたいのか分からないというのが最悪だが、プレゼンの文章量が多いとプレゼンが何を言いたいのか分からなくなるため、文章が多いと悪いほうに転がる可能性が高まる。


30-3: フォントサイズを決める計算式
フォントサイズを30ptと固定したくない場合は、プレゼンを聞く方で一番の年輩者の年齢を半分にした数をフォントサイズとするとちょうどいい。

例えば、一番の年輩者が56歳の場合はフォントサイズが 28 = 56  2 となる

 

最後に

このGuy Kawasaki氏の10/20/30ルールは下の2つの理由で僕は素晴らしいと思う。

  • 数字が綺麗に並んでいて覚えやすい
  • 実際に役にたつ

10,20,30と綺麗に数字が並び、それぞれの数字にちゃんと重要な意味が込められているなんて素敵じゃないか!?
このルールを考え出すまでには多くの経験と思考があるんだろうと僕は思う。
僕もこんな覚えやすいルール、フレームワークを作れるように思考を止めないでいこう。
且つ、視点はいつも未来を見ていき、前向きでい続けるよう努力しよう。


このようなフレームワーク、ルールを作る

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