Stanford大学のEntrepreneurial Thought LeadersにGuy Kawasaki氏が登壇したときの講演が面白くて何度も聞いています。
この講演がとても聞きやすく、分かりやすい理由の1つとして講演全体の構成があると思います。
このときの講演の構成は下の2つの方法が組み合わさってます。
分かりやすい構成を作るためのポイント2つ
では、Top10フォーマットから説明します
Top 10 format
トップ10フォーマットとは、簡単に言うとプレゼンの目次を提示するということです。
プレゼンの最初に目次を表示し、聴き手に話しの全体像を把握してもらいます。
もし、話しが面白くなかったとき、聴き手は後どれぐらい話しを聞かなければいけないのかが理解できます(笑
聴き手に全体像を最初に把握してもらうことで、安心感を与えることができると僕は思っています。
例えば、プレゼンの最初に下の目次をプレゼンの最初に見せるのです。
本プレゼンテーションの目次
1. 現状の問題
2. ソリューション
3. ビジネスモデル
4. 根幹にあるマジック/技術
5. マーケティングと営業
6. 競合分析
7. 経営陣/チーム
8. プロジェクションとマイルストーン
9. ステータスとタイムライン
10. サマリーととってもらいたい行動
これがトップ10フォーマットです。
PREP
PREPは1つの結論を効果的に伝えるために役立つ構成です。
PREPの詳細は以下です。
PREP
P: Point 結論を言う
R: Reason 理由を言う
E: Example 例を言う
P: Point 再度、結論を言う
PREPの構成をトップ10フォーマットと組み合わせます。
トップ10フォーマットの1つ1つの内容をPREPの構成で説明をするのです。
例えば、上のトップ10フォーマットの例"1. 現状の問題"の話しの内容をPREPで話すのです。
英語ですが、Guy Kawasakiの講演はトップ10フォーマットの1つ1つの話しをPREPの構成で話しています。
英語が分かる方は聞いていただくと「なるほど」と思うと思います。
そして、結論と理由を話した後に例を話すので、分かりやすいのです。
是非、PREPを試してみることをオススメします。
最後に
簡単ですが、この2つの組合せでプレゼン、講演を構成していくことで、効果的なプレゼン、講演の原稿が作れるのではないかと思いました。
そして、PREPを知ったのは去年ですが、実際に使ってみると効果的な構成だと実感しました。
理由は話しがとても分かりやすくなるからです。
最初に結論を言うことで聴き手は何を話すのかを理解してくれます。
それから理由を話すと、結論を支える根拠が分かるので、結論をより理解してくれます。
その後、実例を話すことで、結論と理由がより分かりやすくなり、伝いたいことをより深く理解してくれる可能性が上がります。
そして、最後に再度、結論を言うことで話しを締めるのです。
僕のブログは文章構成はPREPを少し変えた構成で書くことが多いですが、それでいいと思っています。
いろいろ試行錯誤することで、自分の理解が深まるのだと思うのです。
しかし、物語など演出を含めて話しをする場合はPREPは使わないほうがいいでしょうね(笑
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