雨の自転車通勤の季節別対策グッズと雨でも自転車に乗るかの判断軸、リスクなど

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自転車通勤をしている、または検討していると雨の日どうしようか考えることがあります。

もしくは自転車通勤をしていて突然雨に振られてびしょ濡れになって身体が冷えたり、不快な経験をした方もいると思います。

私自身は20年間、自転車通勤をしてきましたので、雨に振られてびしょ濡れになって帰宅したこともたくさんあります。

最近は、雨対策のためのグッズを使うようになり、突然の雨でも以前よりもだいぶ快適に自転車通勤ができるようになりましたので、グッズも含めて自転車通勤での雨対策について紹介します。


1. 認識しておこう雨の日に自転車を乗るリスク

考えればすぐに分かることですが、雨の日に自転車に乗るのは、晴れの日と比べてリスクがあります。なので、リスクを認識した上でどうするかを判断すればいいと思います。
そのためにもリスクを把握することが大事だと思うので、ここで紹介します。

1-1. タイヤが滑りやすくなっています

道路も濡れているので滑りやすくなっていますが、マンホールの上はツルツルに滑ります。
特に、カーブで曲がりながらマンホールの上を走るとタイヤがすごく滑るので注意したいですね。
対策としてはいつもより遅く走ることとマンホールの上は避けて通る、またはマンホールを通るときはまっすぐ走ることです。

また、ちょっとの段差を平行ぎみに走ることで前輪が取られて転ぶことがあります。ちょっとの段差を登るときは直角まではいかなくても、ある程度正面から登ることを気をつけています。

1-2. 雨の激しさに比例して、車から見えにくくなります

雨のときは自転車に乗っている人も車の運転手の視界が見えにくくなっています。
なので、自分はちゃんと見えていると思っていても車の運転手が自分のことが見えてなくて迫ってくることがあります。
こちらが自転車で交差点をまっすぐ走っているところを反対車線から右折してくる車が迫ってくることを何回か経験しています。
薄暗い夕方、夜で雨が降るとなおさら見えにくくなってきます。
対策としては、前後にライトをつけること、明るい色の上着を着ることです。自転車用のレインコートは反射板がついているものがあります。あとは注意して走ることでしょう。


1-3. びしょ濡れになったときの不快なこと

準備をしないで雨の中を自転車で乗るとびしょ濡れになりますよね。
そのときの不快なポイントを整理してみます。
全体的に言えることは、雨が皮膚がさらされることによって身体が冷えます。
では、僕が感じる不快なところを3つ挙げます。

1-3-1. 靴下がびしょ濡れになる

靴下がぐちょぐちょに濡れて気持ち悪いですよね。私は嫌いです。
このことで足が冷えますが、身体がすごく寒くなるというところまでは感じないと思います。
それよりも不快さの方が煩わしいでしょう。


1-3-2. 上半身がびしょ濡れになって体温が奪われる

上半身が濡れると身体の熱が奪われます。寒く感じるようになると気持ちが凹んでいきます。
靴下が濡れるほうが不快感は大きいのですが、上半身がびしょ濡れになって寒くなると辛くなってくるので、これも私は好きではありません。


1-3-3. ズボンが濡れて足にまとわりついてくる

スボンが濡れるとズボンが太ももにピタッとくっつきます。あまり気持ちのいいものではありません。
下半身の熱が奪われることを大きく感じることはないと思います。自転車を漕いでいる足は熱を発しているので、上半身のように冷えて辛くはないと私は感じています。靴下同様不快感の方が大きいでしょう。


とにかく、びしょ濡れになるのは気持ちいいものではないですよね。


2. 朝から雨が降っているときは自転車通勤しないという選択もあるのと、どうするかの自分の場合の判断基準

激しく雨が降っていたり、朝から降っているときは無理に自転車通勤をする必要はないと思っています。
私は雨が降っていなければ自宅から職場まで自転車で行きますが、朝から雨が降っていれば、自宅から最寄駅の駐輪場まで自転車で行きます。または、傘をさして駅まで歩いて、電車で通勤します。

路線によりますが雨の日は電車がいつもよりも混むことが多いでしょう。そんなときはいつも自転車通勤をしていて通勤ラッシュを避けていることのありがたさを感じてみるのはいかがでしょう。

また、出社時の雨が小雨の時、私は天気予報をみて、終日の降水量が毎時1mm未満の時は、自転車で通勤しています。正直、雨の日の混雑した電車には乗りたくないので、小雨なら自転車通勤してしまいます。


3. 季節別、突然の雨でも対応できるグッズ

自転車通勤をしていると突然の雨に遭遇することは誰にでもあるでしょう。

そんなときは準備をちゃんとしていれば、すぶ濡れにならずに自転車で移動することができます。
私はよく、帰宅途中に雨に振られたときはびしょ濡れになりながら帰っていました。「あとは帰るだけだから、いいや」と思いながら自転車を漕いでました。

しかし、これから紹介するアイテムを着て雨の日に自転車に乗ると身体が濡れないので、びしょ濡れになるのとは雲泥の差の体感です。

3-1. 春、夏、秋の場合

春、夏、秋の寒くない時期はレインコート、レインパンツ、防水靴下の三種の神器です。
レインコードとレインパンツは下の写真で通りコンパクトにまとめることができてカバンの中に入れられます。



ここの商品はこの通りです。

ジャケットもパンツもGore-Texのものを使っています。値段は安くないですが、ビニールのレインコートと違って汗を逃がすので着心地が全然違います。もちろん激しい雨でも身体を守ってくれます。
防水性も持続するのと、メンテナンスもそのまま洗濯機で洗えるので値段相応の価値があると私は思っています。

防水靴下もすごいです。本当に靴下に水が入ってこないので、雨の中、自転車に乗っていて靴は濡れてないのかなと思うぐらい足が濡れません。でも、靴を見るとびしょ濡れになっているのですが、防水靴下のおかげで足が濡れないので足が濡れる不快感はありません。

この3種のアイテムに加えて、下のNICIAS ショートレインブーツを購入して使ってます。
なぜなら、防水靴下だけだと靴が濡れてしまうので、朝から雨が降っているときに普通の靴で自転車通勤をすると、到着してから靴が濡れているので、あまり快適ではなかった。
このショートレインブーツはリーズナルブルなお値段だったので買って試してみたらいい感じに機能するので紹介しました。

防水靴下と組み合わせて使うと水が浸み込む心配はしなくてすみます。


モンベルのサイクルレインジャケットはよく考えられているので、いくつか特徴を紹介します。


  1. ジャケット全体は自転車を漕ぐ前傾姿勢になることを考えらて作っています。だから、腰の部分が少し長くなっています。
  2. フードはヘルメットをかぶっても大丈夫な大きさになっています。下の写真で私がヘルメットの上からフードをかぶっています。
  3. 首の部分は風が入らないようにドローコードで首回りをフィットさせることができます。
    ジッパーも防水性が高くなっています。
  4. 全体が目立ち色なのと反射テープとロゴも反射するようになっているので、車の運転手からの視認性も上がります。
  5. 脇の下にジッパーがあり、暑くなったときに熱を逃がせるようになっています。
    袖口ではベルクロで調整して手首にフィットさせることができます。


このレインジャケットは5、6月ごろの天気の良い日に自転車通勤をしていてTシャツだけでは寒い時に着ることもあります。薄いのでちょうどいいのです。


レインジャケットとレインパンツの収納例

朝は雨が降ってなく、夜に降るかもしれない予報があるときで、カバンが小さいときにどうしているか紹介します。
レインジャケットとレインパンツをカバンに収納する時にカバンが大きければ、中に入れてしまえばいいですが、カバンがあまり大きくないときにサイドポケットに突っ込んで移動しています。

レインジャケットとレインパンツを落として無くしたくないので、カルビナでカバンとレインウエアたちを繋げています。

カルビナは小さすぎなければ何でもいいと思います。私はフランスのメーカーPETZL(ペツル)のペツル(PETZL) M60A ジン ストレートを使ってます。


3-2. 冬の場合

冬は寒いので、春、夏、秋と違って手と足をもっとカバーする必要があります。
ジャケットも暖かいものが必要です。
ちゃんと寒さ、雨対策していると対策していない状態の比べて自転車通勤の快適さんは雲泥の差になるほどよくなります。
レインパンツは通年使えるので、それに加えて、ジャケット、手袋、ブーツを用意すればバッチリです。
全身の格好としては下の写真のようになります。

春、夏になくて冬のときに私が使っているものは以下の3つです。参考になれば嬉しいです。

ジャケットはマウンテンジャケットでGore-Texを使っているので水と風を通しません。
またジャケットの内側にフリースを取り付けられるので、これで東京の寒さ対策には十分です。もっと寒い地域の場合は内側にダウンジャケットを取り付けることができるので、寒さ対策はバッチリだと思います。

手袋もGore-Texで水も風を通しません。この手袋は雪山に行っても問題なく使えるものなので、寒い日に使うのにとても重宝しています。
寒い朝の日は家を出る前に手袋を暖房の近くに置いて温めてから家を出るようにしています。手袋が暖かいと気持ちいいのと、手袋が冷たくなっていて、そのまま着用すると手が温まるのに時間がかかります。手袋を温めておくと快適さが増します。

このブーツも寒い冬は手放せません。「足元にダウンジャケットを着せちゃう!」 そんな言葉がぴったりなブーツです。さらに防水です。
North Faceには、この形のブーツが何種類かあり、防水のものとそうでないものがありますので、防水を選ぶと寒い日の雨対策にバッチリ対応できます。
寒い朝は、家を出る直前の数分でドライヤーを使ってブーツの中を温めてから、出かけることもすることがあります。

これらのアイテムがあれば寒い冬に多少の雨に振られても対処できます。


最後に

自転車通勤をしている避けて通れない問題が雨のときどうするかだと思います。
問題は雨だけでなく、暑さ、寒さもありますが、それぞれの問題に対して対策することで、快適に自転車通勤ができるようになります。
今回は雨対策について書きましたが、他の問題についても対策を含めて取り上げていき、みなさんの自転車通勤生活がさらによくなったら嬉しいです。

自転車通勤全般については自転車通勤始めるためのポイント8つ|準備、夏・冬・雨対策、ダイエット、必要アイテム、リスク、駐輪に書いてあるのでよかったらご覧ください。

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