日本から知らない国に来て、住む場所を探すことを想像したことありますか?僕はなかったです。
そして、2019年8月にシドニーに来てから3ヶ月間、AirBnBを渡り歩きながら、家族で住む家探しをしました。
知らないことだらけ、失敗だらけの七転八倒な3ヶ月でした。だからこそ学んだこと多く学びが多かったのでここにまとめます。
シドニーに引っ越そうと考えている方のお役にたったら嬉しいです。少なくても僕がやった間違いを避けることのお手伝いができたら幸いです。
そもそも、海外移住は楽ではないです。
そんな、多くの人がやらないことをやると決めた方は素晴らしい決断をしたと思います。そして、多くの人たちとは違う経験を得られて、これからの未来にすごく役立つことでしょう。
やってきたことは裏切りません。
では、僕は学んだことを順番に紹介します。
東京と比べてシドニーでの生活の違い
まずは住宅事情の前にシドニーでの生活について3つほど紹介します。
1. 町から自然はすぐそこ
ダウンタウンから車で30分も走れば綺麗なビーチにいけます。
もしくはダウンタウンから東に住めばビーチに自転車だったり歩いていける距離に住むこともできます。
会社の同僚たちでBondi beachに住んでいる人たちは多く週末はビーチで過ごしてます。
また、車で1時間走れば自然豊かなナショナルパークに行くこともできます。
街には緑が多く、日本で街中では見れない鳥、動物がいっぱいいます。
2. 気候がいい
冬でも8月後半の天気のいい日になると気温が20度を超えます。こんな時にビーチに行くと水着を来た人たちがたくさんいて、海に入ったり、ビーチで遊んでいる姿を見ることができます。
シドニーは太陽の日差しが強いので青空で太陽が出れば結構暖かくなります。
夏の日差しは凄い強いですけどね。
3. 様々な食文化を味わえる
シドニーはいろんな国から移り住んでいる人が多いから、食べ物もいろんな国の食べ物が食べれます。ベトナム、トルコ、タイ、インド、ブラジル、日本の料理など多くのレストランがあります。
食材も豊富です。特に野菜、フルーツが元気で東京より安い。肉も日本で買うよりも多くて安いと思っています。魚は高めですね。
最後に不動産の値段が高い!借りるのも買うのも高いです。
ということで、日本とシドニーの賃貸物件の違いを紹介します。
目次
- 家賃は月単位でなく、週単位
- Webサイトで見ると綺麗だけど実物が汚い物件タップリ
- 内覧は日本と違って指定された時間にみんな見にくる
- 契約期間前に解約すると解約金を払う必要がある
- 部屋の電気が暗い
- 窓ガラスの厚さが凄く薄い
- ビーチに近い地域は古い物件が多い
- シドニーのバスはうるさいから家の前にバス停があると寝るときうるさい
- お風呂がない家もある
- お湯をわかすのが電気の物件が多い、しかも一回で沸かせる量が少ない
- 夏のことだけを考えた作りの家が多い
- シドニーはほとんどの物件にエアコンがついていない
- 古い家は天井が高くて広い物件が多いが新しいものは狭いものが多い
- ゴキブリ、クモなどの虫が多い
- 食洗機とオーブンがついている物件は多い
- プールがついているマンションが結構が多い
1. 家賃は月単位でなく、週単位
日本の家賃は一月いくらと表示され、毎月1ヶ月分の家賃を支払うのが慣習です。
オーストラリアは週単位で家賃が表示され、支払いは毎週、次の週の家賃を払うか、隔週で2週間分の家賃を支払うのが僕の今までの経験上通常です。
2. Webサイトで見ると綺麗だけど実物が汚い物件タップリ
不動産を探すときに最初にすることは不動産Webサイトにアクセスして家を探すことだろう。それは日本もオーストラリアも同じ。
オーストリアではDomainと Real estate.com.auがよく使われるみたいです。
Homesみたいに住みたい地区と条件を入力すれば様々な物件が出てくるし、スマホアプリもよくできてます。
そして、ほとんどの物件が凄く綺麗な写真で掲載されている。
ところが「この家、凄く綺麗じゃん!」と思って内覧をしに行くと写真とは大きく違って凄く古くて汚いことがよくあるんです。
Webサイトには物件の何年か前の写真を掲載したり、撮影するときに広角レンズと外部フラッシュを使って実際よりも広く綺麗に写るように撮影しています。
外部フラッシュを天井に向けて撮影すると天井が明るくなって部屋が凄く綺麗に写ることは不動産屋の人たちはよく知っているのです。
例えば、実際に僕が見に行った物件の1つで下の2つの写真がWebに掲載されている写真で綺麗に見えますよね
綺麗なダイニングテーブルの写真
このキッチンも綺麗ですよね
実際に見に行ったら綺麗だと思っていたキッチンがすごくボロかったです。
写真でボロさは分からないですが、右下の引き出しの表面が剥がれているのは分かるでしょう。
そんなトリックに騙されないようにするためにどうしたらいいかと言おうと、2つの方法があると思う。
1つ目はいろんな物件を見ること。
2つ目は、写真で見て本当にモダンで素敵な物件しか内覧しないようにする。自分が思っている以上に綺麗で素敵な物件だけだよ。
「お!この物件、窓の作りとか古そうだけど、素敵じゃん!」と思う物件はほとんどが古くで汚い物件が多いです。そうでないものもありますけどね。
それを見極めるには、自分の足を運ぶ必要があります。
3. 内覧は日本と違って指定された時間にみんな見にくる
日本で物件を見るときは自分に不動産屋さんの担当者がついて、物件を案内してくれます。
シドニーは違います。不動産屋さんが何日の何時に内覧会をしますと告知をし、見たい人たちが見にくるというスタイルです。
そして内覧も15分間という短い時間が多い。
だから、人気物件になるといろんな人が物件を見にきます。そして住みたいと思って申し込んでみると複数人が申し込んでいます。
不動産屋さんから見ると効率がいいやり方ですよね。
4. 契約期間前に解約すると解約金を払う必要がある
日本では借りるときに敷金礼金を支払って住んで、次に引っ越すときまでの期間はとくに制約がないと思います。
オーストラリアは通常1年間の契約期間が設定され、契約期間前に引っ越したい場合は6週間分の家賃を支払うことで契約解除ができます。
僕は最初に借りたマンションを数週間で契約解除しました。そして、次の家を探すときに手伝ってくれたエージェントに次も契約解除したら、シドニーでは誰も貸してくれなくなると言われましたね。だから2回連続契約解除するのは辞めたほうがいいみたいです。
5. 部屋の電気が暗い
基本的に部屋の電気が暗い物件が多い。
なんでこんなに電気が暗いんだろうと思うと日本のみなさんなら思うことでしょう。
理由は分かりませんが、なぜか暗いです。
6. 窓ガラスの厚さが凄く薄い
日本の窓ガラスが二重になっているのは、別に珍しくないことです。
しかし、シドニーに行くとほとんどの窓ガラスは二重ではなく、1枚のすごく薄いガラスです。
だから、物件によっては外の音がうるさくて窓を閉めても、あまり音量が変わらないことはあります。
よくそこまでガラスを薄くできたと思うぐらいです。
7. ビーチに近い地域は古い物件が多い
ビーチの近くに住むのは誰しもが思い描く憧れの生活の1つでしょう。
だからビーチに近い地域は人気が高い。だから建物が古くても借りる人がたくさんいるのです。
そんな状態だからだろう。ビーチ近くの物件は古い建物が多い。
新しくしなくてもたくさんの人が借りてくれるから、家を新しくする必要はないのでしょう。
ビーチ近くで綺麗な物件になるとガツンと家賃も高くなりますね。
8. シドニーのバスはうるさいから家の前にバス停があると寝るときうるさい
シドニーのバスは日本のバスと違って凄くうるさいです。日本のバスはあまり速く走らないが、シドニーのバスは容赦ないです。
そして、うるさい!
乗る分には便利なんですが、家の前をバスが通るとなると凄くうるさい。
だから、うるさい状況で安眠できない人はシドニーで家を探すときは、家の前にバスが通らないかをGoogle Mapで調べるのは必須です。
9. お風呂がない家もある
シドニーは気候がいいのでお風呂に入るという文化は日本ほどではない。だから家によってはシャワーだけの物件があります。
お風呂が大好きな人はそこも見る必要があります。
シャワーだけの物件でも、シャワーが広くて素敵な物件もあるのと、東京よりも暖かい気候なので、お風呂がないからと言ってそこまで悲観しなくてもいいかもしれないです。
私は今の家で2ヶ月暮らしていてお風呂がありますが、あまりお風呂に入っていなくシャワーで済ませていることが多いです。
10. お湯をわかすのが電気の物件が多い、電気の場合一回に沸かせるお湯の量が限られるから注意
上のお風呂とも関係しますあが、日本と違ってお湯を電気で沸かす家、マンションが多いです。
電気でお湯を沸かす場合はあらかじめタンクに水を貯めて、電気で温めてます。これをウオーター タンクと言っています。
マンションの通常のウオーター タンクの容量は50リットルです。この容量は3分間のシャワーが浴びれる容量です。
これより大きい容量は 80リットル。80リットルはお風呂に湯船がはれるかはれないかの容量。
バスタブが大きめだと途中からお湯が水に変わります。
だから僕みたいにお風呂好きの人はお湯を沸かす方法も見る必要があります。ガスでお湯を沸かしている場合は1回で沸かせるお湯の量を気にする必要はありません。
11. 夏のことだけを考えた作りの家が多い
シドニーの夏は昼間は暑くても夜はエアコンをつけてなくても風が吹けば家の中が外よりも涼しくなるで快適です。
夏のために作られている家が多いので、外の気温よりも室内が低くなる物件が多いです。
夏に何日か40度を超える日が何回かあります。そんな日にはエアコンが必要になることがあります。
夏はいいが、冬は外よりも寒くなるので暖房器具は必要になるみたいです。
12. シドニーはほとんどの物件にエアコンがついていない
シドニーに限ったことみたいだが、8割の不動産物件にはエアコンがついていないと不動産の人が教えてくれました。
夏は暑くなるが、東京ほど湿度は高くないので東京よりは過ごしやすいです。でも、凄く暑くなる日はあるので、そのような日をやり過ごせばなんとかなります。
夜も熱帯夜にはなる日はほとんどありません。
日が落ちてからは涼しくなるので過ごしやすいです。
13. 古い家は天井が高くて広い物件が多いが新しいものは狭いものが多い
シドニーは不動産がどんどん値上がりしていて、綺麗なマンションがどんどん建てられています。
僕が住んでいるRhodesという街は以前は工場がたくさんあったという。今は工場が全てなくなりマンションがたくさん建っています。日本でいうと武蔵小杉のようです。
昔、建てられた家は天井が高くて、部屋が広いが、今建てられている家、マンションは天井が低く、部屋も狭くなっていると不動産を探している友達から聞きました。
まるで日本のようになってきているみたいです。
詳しくは調べていないが、建築基準法は日本と違って地震がないので、日本ほど厳しくないみたいです。
新築マンションの壁にヒビが入って住人みんながマンションを退去しないといけないということもあったみたいです。
14. ゴキブリ、クモなどの虫が多い
シドニーは東京と比べると暖かいから昆虫がたくさん育つ。だからそれを食べる鳥などの動物もたくさんいるんだと思います。
とても生命が豊かな街です。
そうなるとゴキブリも多い。住む家、マンションにもよるが若干歴史のある家、マンションならゴキブリ対策をするのは必須になるでしょう。
昆虫対策に関するおすすめブランドはMortein。シドニーに15年ぐらい住む同僚が教えてくれました。
我が家では下の電気ラケットを雑貨屋さんで書いました。
日本でも電撃殺虫ラケットは売ってます。これは安くけど、毎日のように使っているのでいい買い物をしたと思っています。日本に住んでいても買うべきアイテムだと思います。
15. 食洗機とオーブンがついている物件は多い
キッチンに備え付けで食洗機とオーブンが付いている物件は多いです。洗濯機、乾燥機がついている物件もあります。
食洗機も日本と違って大きくて強力です。
16. プールがついているマンションが結構が多い
泳げる期間が日本と比べて長いからだと思うのですが、プールがついているマンション、家が結構あります。特にマンションで住人が共同で使えるプールがあるマンションは多いです。
最後に
いいことも良くないこともざっと列挙してみましたが、何かあなたにとって学ぶことがあったら本当に嬉しいです。
私はこの3ヶ月を通して学んだことを3つにまとめてみました。
- 日本と海外の住宅事業の違いを実感
- 知らない土地での住まい探しは本当に難しい
- 難しい状況下で住まいを探すにはプロの力を借りるのが近道
最終的に家探しはシドニーの不動産のプロのこちらの方を見つけることできたので、その人にお願いして家を探してもらいました。
シドニーの不動産、住宅事業を熟知している人に探してもらうのは本当に心強くてよかったです。
仕事の仕方をプロフェッショナルで、僕では探せなかった素敵な家を探してくれて、住むことができました。